株式会社クルメキッコー

歴史と伝統の歩み
福岡県久留米市。大自然の恩恵と共に栄えた豊かな暮らしが息づくまちです。
久留米市は、福岡県の南部地域「筑後地方」の中心となる都市でありながら、豊かな自然とともに人々の生活が根付いている、環境に恵まれたまちです。筑後山地の北側には、4つの山が連なった「耳納連山」、そして福岡、佐賀、熊本、大分をまたがる九州一の大河「筑後川」が市域を抱くように流れ、昔から暮らしの中には、自然の恩恵がありました。
江戸時代には、水運を利用した物流の拠点となり、城下町として栄えます。明治維新以降には、筑後地方の商業の中心として発展し、現在の暮らしの形が造られていきました。
明治7年(西暦1874年)創業今も昔も地元の人々に親しまれる“お醤油やさん”です。
「クルメキッコー」は、筑後の自然の恵みが集まる、筑後川沿いに「深町醤油合名会社」として明治7年に誕生しました。

創業者の深町太吉が、“醤油”造りに取り組み始めたのは、武士の時代が終わり、人々が新しい時代を迎えるころでした。商いをするにあたって、生活必需品になるものを作ることが、みんなにとって豊かなことだろうと考え始めます。

今でいうお玉の、かいじゃくし作りや、清酒作りなども思いつきますが、すでに人々の食事には欠かせない調味料となっていた「醤油」造りを志したことが、今日につながっています。
おいしい醤油を造ろう。原料と水へのこだわりは今でも全く変わりません。
深町太吉が、ずっと愛されるおいしい醤油を造ろうとまずこだわったのは、良質な水。そこでたどり着いたのが、九州で最も雄大な川「筑後川」だったのです。

そして、原料には、地元の大豆や小麦を選び、木桶仕込みで醤油を造りはじめました。創業当時、出来あがった醤油は、近所の人たち、自分たちの親族に分け、使ってもらっていたと残っています。
その後、地元の人たちの口伝えによって、おいしさが徐々に広まっていきました。

昭和の時代になり、これまで通り地元久留米の人たちに愛される醤油を造りたいという、創業者の思いをくんで、「クルメキッコー株式会社」に社名を変更。創業から約140年、今でも安心な原料を使い、安全な製造方法はそのままに、地元の人たちに愛されながら、多くの食卓で親しまれています。
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